家族へのご提案
シャランを売却し、BMWを我が家の名義に。会社にはVクラスを迎える——この3台の入れ替えで、家計から出ていくお金は1円も増えません。それどころか、手元の現金は93万円増えます。
まず、お金のこと
「高い車を買う」と聞くと家計が心配になりますが、この提案では家計の財布から新しく出ていくお金はありません。車両代を払うのは会社です。家計側で起きることは、下の3行だけです。
いちばん伝えたいこと
数字よりも、こちらが本題です。Vクラスに替えることで、日々のちょっとした大変さがどう変わるのかをまとめました。
3列目に座っても窮屈さがなく、後ろに荷物を積んだまま家族全員が乗れます。旅行や帰省のたびに「荷物が入るかな」と考える時間がなくなります。
出かける前のストレスが減る子どもを抱っこしたまま、買い物袋を持ったまま、ボタンひとつで開きます。狭い駐車場で隣の車にドアをぶつける心配もありません。雨の日の乗り降りも一気に楽になります。
毎日いちばん体感する違い走行中の音が静かなので、後ろの席とも普通の声で会話ができます。子どもが眠ってしまっても起こさずに走れる。着いた時の疲れ方が、これまでとはっきり違います。
旅行・帰省が「移動が大変なイベント」でなくなるVクラスは中古市場での人気が安定していて、数年後に手放すときの値段が落ちにくい車種です。「高い買い物をして終わり」ではなく、次につながる選択になります。
将来も損をしにくい正直にお伝えします
いいことばかりではありません。事前に分かっている懸念と、それにどう備えるかをそのまま書いておきます。
Step 1 — 3
3台の車が入れ替わりますが、やることはシンプルです。順番に見ていきます。
査定額263万円が、家計の口座に現金で入ります。
BMWが個人名義になります。ここまでで手元に93万円の現金が残ります。
支払いはすべて会社。家計からの持ち出しはありません。
まとめ
「無理をして高い車を買う」話ではありません。会社が使える税制上の仕組みを活かして、家計に負担をかけずに、毎日の移動を楽にする——それがこの提案の全体像です。もちろん、駐車場の確認と試乗をしてから、最終的に決めましょう。
なぜこの買い方が会社にとって合理的なのか。減価償却・節税効果・月次キャッシュフロー・4年後の出口まで、根拠となる数字をまとめています。
最大のインパクト
3年落ちVクラスは定率法66.7%という高い初年度償却率が使える。これにより、622万円の車両が実質487万円相当の負担に圧縮される。
定率法・耐用年数3年
(3年落ち中古車の特例)
法人 月次コスト比較
BMWの実際のローン(スタンダードローン・60回・据置なし・月54,201円+保険年20万円)と、Vクラスのローン(月117,094円)+保険(年30万円)を基準に比較。「実質月次負担」はローン+保険の月次キャッシュアウトから節税効果(月割)を差し引いた、法人の手取りベースの実キャッシュフローです。初年度は償却額が最大でピークの節税が出るため、耐用年数3年で均した平均値も並べて確認できます。
※BMWは実際の契約内容(スタンダードローン・60回・据置なし・月54,201円)と想定保険料(年20万円)に基づく実費用。Vクラスは月々117,094円のローンに、保険料(年30万円=月割25,000円)を加えた142,094円を月次キャッシュアウトとして計算しています。
※減価償却は定率法66.7%を初年度実績(408.4万円)から逆算した簡易モデルで、2年目は期首簿価×66.7%、3年目(耐用年数最終年)は残存簿価をほぼ全額償却する前提の概算です。実際の申告額は決算内容により変動します。
※3年平均で見ると、保険料を含めたVクラスの実質負担(85,078円/月)はBMW時代の実費用(70,868円/月)をやや上回ります。初年度の節税ピーク時は大幅に軽くなりますが、耐用年数を通じた平均では負担増になる点にご留意ください。
損益・キャッシュフロー
2つの財布がどう動くかを分けて見る。個人は現金を増やしながら車を得て、法人は現金を受け入れながら大幅な節税を得る。
乗り換えサイクルの実質コスト
売却後は同クラスの車両(支払総額 約622万円の3年落ち中古)へ再び乗り換える前提。ローン60回のうち48回(4年)を払った時点で売却するケースを1サイクルとして計算します。
※ローン残債は、実質年率4.9%・60回の元利均等返済という前提で試算した概算値です。正式な一括返済額(早期完済手数料含む)は信販会社に要確認です。
※このシナリオでは、4年間トータルで見るとVクラスの正味負担(約345.6万円)はBMWを4年間そのまま保有した場合(約340.2万円)とほぼ同水準です。差額は月あたり約1,140円にとどまり、大幅な負担増にはなりません。
※4年目以降も同じ車両に乗り続ける場合(乗り換えない場合)は減価償却がすでに終わっているため節税効果はなく、月々142,094円(ローン+保険)がそのまま負担になります。乗り換え続ける場合の定常コストと混同しないようご注意ください。
※この定常コストの試算は、毎回「支払総額 約622万円・同条件のローン・4年後に約400万円で売却」という同じ条件が繰り返される前提です。車両価格や下取り相場、金利が変われば、サイクルごとのコストも変動します。
事業者視点の結論
BMW売却で170万円のキャッシュインを得ながら、3年落ち中古の大型償却(初年度408.4万円)で売却益を相殺しつつ、初年度134.8万円の節税を実現。4年サイクルで乗り換え続ける前提での定常コストは月72,008円で、BMWを保有し続けた場合(月70,868円)とほぼ同水準に収まります。つまり「コストを上げずに、車格と資産価値を上げる」入れ替えとして合理的です。